自分の知り合いに藪医者がいる。
藪医者も藪医者、なんと大藪医者だ。
そして、その大藪医者が経営している病院には、なんとでかでかと「おおやぶ」の文字を掲げている。
誰がそんな病院にかかりたいかと思ってしまうが、もっともこれは苗字の問題だ。
彼は「大藪」という苗字であって、別に腕が悪いという意味の「藪医者」ではない。
彼自身でもそれは持ちネタとしていて、自己紹介のときに「私は名前は大藪ですが…」などと言っている。
(残念ながら自分自身ではその大藪医者に診てもらったことはないので本当に苗字だけの問題かは知らないが…)
それはともかく、その大藪氏の病院に限らず、病院の名前というものは意外といろいろだ。
「○○内科」「○○外科」など診療科目をはっきりさせている所も多いが、「○○医院」などもよく見る。
他にも、街中では「○○クリニック」といった看板も見かけるが、横文字でちょっとお洒落を気取っているのだろうか。
上の例の「○○」に入る所もだいたいは「田中」だの「伊藤」だの院長の苗字あたりが入るのが普通だ。
しかし苗字ではなく、地名が入っていたり「あおぞら」「ひまわり」などイメージ重視の言葉が使われていることもある。
いずれにしろ、病院であるということが分かれば名称など何だって構わないはずだ。
内科だろうが外科だろうが、大藪だろうがクリニックだろうが、どれも病院には違いない。
ところが、一口に「病院」と言っても、実は細かい分類があるのは御存じだろうか?
別の記事で少し説明しようと思うが、こちらのサイトに分かりやすくまとめてある。
知ってて損はない情報だ。