巷にはいわゆる「病院」ではないがいろいろな治療を行っている所がある。
実は今、自分の知り合いが腰痛だと言うのでとある整体院にかかっているそうだ。
町では「整体」とか「整骨院」などという看板もよく見かけるがあれはまた病院とは違った種類の治療院だ。
そういうものには他に「接骨院」や「マッサージ」「鍼灸院」というのもあるが、どれも病院でないので医師はいない。
病院や診療所には必ず医師免許を持った「医師」がいるが、整体や整骨院にはまた別の資格保有者がいる。
まず、整骨院だが、これは接骨院と実は言い方が違うだけで結局同じものだ。
昔は「骨つぎ」などとも言ったが、これらでは「柔道整復師」の資格を持った治療者が施術をしている。
この資格は国家資格であり、一定の基準を満たさないと取れない資格である。
同じ国家資格でいくと「鍼灸師」と「マッサージ師」がある。
鍼灸もマッサージもよく聞くものだが、ちゃんとした資格を持っていなければ看板は出せない。
特に「マッサージ」など普通に使っている言葉だが、実は素人にはできないのだ。
そして次に「整体」だが、実はこれには特定の資格は必要ない。
接骨院や鍼灸院と違い、整体は国家資格ではないので、適当な研修を受けさえすれば誰でも行うことができる。
確かに整体についていろいろな機関が認定を出してはいるが、それはあくまでも民間資格。
もちろん、民間資格だから駄目というわけではないが、やはり腕前にはばらつきが出てしまう。
いずれにせよ、それぞれ施術が違ってくるわけなので利用に関してはよく調べてからの方がいいだろう。